「広い玄関がいいと言ったら、一階の床面積が21坪しかないのに階段ホールまで含めると4坪近い広さのプランをもってきたんです」と言って相談にみえた方がいました。玄関が広ければ簡単な接客もできるので便利ですが、他の部屋とのバランスがあまりにも考慮されていないので驚きました。住まいというのは、「生活の器」ですから、生活を設計するところから始めなければ設計はできません。〈皆さん、こうしていらっしゃいますから〉という、最大公約数的な解決法にひとまとめにしてしまうというのがほとんどのハウスメーカーの住宅と言えます。
JR外房線(茂原)の中古一戸建て
西武池袋線(飯能)の中古一戸建て
JR東海道本線(高槻)の中古一戸建て
JR山陽本線(明石)の中古一戸建て
JR常磐線(我孫子)の中古一戸建て
住宅を造るのでなく、住宅という商品を売りたいがために、ほどほどのことしかしないのです。これは、建てる側にも問題があります。建築に携わっている人すべてが言うのですが、建て主の皆さんが急ぎ過ぎるというのです。「今ならこれだけのおまけがつきます」「早くしないと法の改正でこうはできなくなります」「早くしないと仮住まいの家賃がかさみます」とハウスメーカーの営業マンからせかされて、つい乗せられることもあるでしょうが、なぜもっとゆっくり時間をかけて、自分の生活を設計しないのだろうかと思います。たとえば、敷地の条件を考えてみましょう。夏の日の日当たりを見て問題なしと思っても、冬にはまったく日が入らないとか、雨の日に水はけの悪い土地であるとか、冬になると隣の金木犀が匂ってくるといったようなことは、四季を通じてじっくりその土地を観察しなければわかりません。