日本の住宅市場はそのほとんどが新築住宅による供給であり、中古住宅の流通割合はたいへん低く、全住宅流通量の三〇パーセント以下にすぎません。これに対してアメリカは、住宅流通といえば中古住宅を指し、その流通量は新築住宅の三倍にものぼり、住宅は建物の価値とその環境によって値段が異なります。アメリカやカナダでは、築一〇〇年以上の住宅が中古住宅として販売されているのを私も見たことがあります。このため、新築住宅といえども中古住宅と同じマーケットで競争しなければならないため、住宅価格の合理性を生んでいます。したがって、新築住宅の建築にあたっても、独りよがりな住宅ではあとで買い手がいなくなってしまうので、将来転売できる商品としての住宅にする意識が高いわけです。
[参考]
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