地代発生の仕組み

2011.11.04

地代は人間と人間の、土地利用を前提としたあらゆる土地貸借において成立する。田畑では農業地代が、宅地では宅地地代が、山林では山林地代が、一定額の資本が一定額の利子を生むと同じように成立している。それは「借り手が借りか土地に資本を投下して、借り手が獲得した平均利益以上の利益を、土地の貸し手=土地所有者に支払う土地使用上の対価」ともいえるものである。この関係がもっとも基本的なかたちで成立するのが農業である。

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そこで、農業生産を例にとり、地代発生の仕組みをみることにしよう。土地は自然物だから、自然的条件=肥沃度などはそれぞれの土地でみんな違っている。この自然条件の差が収益の差を生む。よくこえた土地を使うものと、やせた土地を使うものとの間には同一の労働、資本を投下しても当然、収益の差が出てくる。この収益の差、つまり、優良地が生み出した相対的に高い収益が、地代として優良地をもつ地主に支払われる。農業生産のために土地を利用する場合、最初はよくこえた1等地を耕作する。人口がふえ、農産物の需要がふえてくると、その農産物の値段も上かる。値段が上がると2等地、3等地を利用しても、そこから収益が出てくるので、これを利用するようになる。




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